鵞足炎(がそくえん)とは?
鵞足炎(がそくえん)は、膝の内側にある「鵞足(がそく)」と呼ばれる部分に炎症が起こります
鵞足とは?
膝の内側には、次の3つの筋肉の腱(スジ)が集まって付着する部分があります。
• 縫工筋(ほうこうきん)
• 薄筋(はくきん)
• 半腱様筋(はんけんようきん)
この3つの腱の付着部がガチョウの足(鵞足)に似ていることから「鵞足」と呼ばれています。
この部分に炎症が起こると、痛みや腫れが発生し、「鵞足炎」と診断されます。
1. 鵞足炎の主な原因
鵞足炎は、膝の内側に過剰なストレスがかかることで発症します。
(1)ランニングやジャンプの繰り返し
長距離ランナー、バスケットボール、サッカー、バレーボールなど、走る・跳ぶ動作が多いスポーツで発生しやすいです。
(2)膝の使いすぎ(オーバーユース)
運動量が増えすぎたり、休息が足りないと炎症が起こりやすくなります。
(3)膝の使い方の問題
✅ X脚や扁平足 → 膝の内側に負担が集中しやすい
✅ 股関節・膝・足首の柔軟性不足 → 正しい動作ができず負担がかかる
✅ 筋力不足(特に内もも・お尻の筋肉) → 膝が不安定になりやすい
(4)急な運動負荷の増加
運動強度を急に上げると、筋肉や腱が対応できずに炎症を起こすことがあります。
(5)硬い地面や不適切なシューズ
硬い地面での運動や、クッション性のないシューズを履くと、衝撃が膝に直接伝わりやすくなります。
鵞足炎の症状
✅ 膝の内側の痛み(押すと痛い)
✅ 走る・階段を降りると痛みが出る
✅ 膝を曲げ伸ばしすると痛みが出る
✅ 運動後に痛みが悪化する
✅ 膝の内側が腫れたり、熱を持つことがある
痛みが軽い場合は違和感程度ですが、進行すると日常生活でも痛みを感じるようになります。
〜鵞足炎の治療とリハビリ〜
(1)運動量を調整する(安静・休息)
痛みが強いときは運動を一時中断し、炎症を抑えることが大切
無理に運動を続けると悪化しやすい
(2)アイシング(炎症を抑える)
運動後や痛みが強いときは氷で冷やす(1回15〜20分程度)
氷のうやビニール袋に氷を入れて、膝の内側に当てる
(3)ストレッチ(柔軟性を高める)
鵞足炎の改善には、股関節や太ももの筋肉の柔軟性が重要です!
太ももの前側(大腿四頭筋)のストレッチ
太ももの内側(内転筋)のストレッチ
お尻・股関節周りのストレッチ
(4)筋力トレーニング(膝の負担を軽減)
お尻の筋肉(大臀筋) → スクワット・ヒップリフト
太ももの裏(ハムストリング) → レッグカール
内もも(内転筋) → ボールを挟んで押すトレーニング
(5)テーピング・サポーターを活用する
膝の負担を軽減するためにテーピングやサポーターを使用するのも効果的です。
鵞足部分を圧迫する様にテーピング
膝の安定性を高めるサポーター
(6)足の使い方・フォーム改善
X脚や扁平足の場合、インソールを使用して矯正する
ランニングやジャンプ時のフォームを改善する
4. 鵞足炎を予防するためのポイント
✅ 運動前のウォームアップとストレッチをしっかり行う
✅ 急激な運動量の増加を避ける(徐々に強度を上げる)
✅ クッション性の高いシューズを選ぶ
✅ 下半身の筋力バランスを整える(特に内もも・お尻の筋力強化)
✅ 痛みが出たら早めにケアをする(アイシング・休息)
最後に
✅ 鵞足炎は膝の内側に痛みが出るスポーツ障害!
✅ ランニングやジャンプ、X脚・扁平足が原因になりやすい!
✅ ストレッチ・筋力トレーニング・フォーム改善で予防できる!
「膝の内側が痛いかも?」と感じたら、無理せず早めにケアすることが大切です。
痛みが続く場合は、整骨院や専門家に相談しましょう!
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